科学的根拠に基づいた最速で体重を落とす『ファスティング3選』①
2021.06.30
≪次々に表れる根拠のないダイエット法≫
サプリのダイエット・持論のダイエット法など本屋にはダイエットコーナーがあるくらい溢れています。しかしそのほとんどには科学的根拠がないといわれています。頑張ってダイエットしてもその方法が間違っていれば痩せられるはずもありません。世の中には目新しいものや突飛な方法まで出てくるのでついついそれに飛びついてしまいます。しかしダイエットに関する研究結果が簡単に出てくるはずもありません。つまり根拠がないとか 単純に個人の体験に基づくものが多いのです。これで私は痩せることができたというのはその方法によって痩せた人、すなわちサンプルが一人いるということだけを示すものでとても信頼性が高いものとは言えませんので注意が必要です。本当に根拠のある方法とはというのは、ありきたりな方法でありおそらく皆さんも一度は聞いたことがあるような面白みはない方法です。そこに大した目新しさも、突飛さもないのでやっていて面白くないかもしれません。
それでは、ダイエットの王道『ちゃんとした科学的根拠に基づいた基本中の基本』を紹介していきます
≪最速で体重を落とすファスティング3選≫
ズバリ!『ファスティング=断食』です。
挑戦の前に注意点です。
ファスティングが怖いものである。難易度の高いものであると思わないでほしいということ。食事を全くとらない時間を設けることが怖いと思わなくて大丈夫です。慣れれば簡単になります。
また、世界中の人口の約1/3が生涯にわたって規則的にファスティングをしていることがわかっています。
ファスティングは別に特別なことでもなんでもなくみんながやっていることなので先ずは恐怖心を捨てていただくことが第一歩となります。では、科学的に痩せる効果が認められている断続的ファスティングを紹介していきます。
・定期的に短期間のファスティングを行い、1日のうちの短い時間内に、食事を集中させる方法です。
短期間の断続的なファスティングが、太りすぎの人の体重減少につながることということが信頼度の高い研究によって分かっています。
『世界最新の太らないカラダ』の著者のジェイソンファン氏は
適切なものを食べているだけでは私たちはまだ、肥満という問題の片面にしか対処していない、ダイエットをするとき私たちが変えるのいつも食べ物だ、これではもう一つの要因に私たちは対処できていない、何を食べるのかということと、同じくらいいつ食べるのかが重要であるのだ。
いま太っている人は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンに対して感度が鈍っている状態にあります。このインスリン抵抗性が肥満の大きな原因であるということが分かっています。このインスリン抵抗性を断ち切って体重を減らすためには 全く何も食べない時間を作るという方法しかないといわれています。
ダイエット=何を食べるかばかりに注目してしまうが、加えて一定時間全く何も食べない時間を作る=ファスティングをする必要があったのです。
本書ではファスティングがいかに科学的に正しい方法論なのかということが様々な論文を用いてたくみに説明されています、ご興味がある方はご覧ください。
なぜ体重が増えたり慢性疾患になったりするのか、ファスティングをするとそれがどうなるのか、体の中で何が起きるのか、食べることでホルモンの分泌量がどう変わるのか・・・などメカニズムを理解することも重要だが、ファスティングには科学的根拠があるんだという結論を知りそれを実行することの方がより大切だと思います。
・・・つづく
(次回は詳しいやり方について説明しますね(‘ω’))